前にも向き方が。
2006.04.13 Thursday
田口トモロヲは続く。
先日のタケのバイオリン発表会は、幼稚園からのお友達きくちゃん親子が
きれいな花束を持って雨の中をわざわざ見に来てくれた。
実家の母も、熊本からその日の朝の便で駆けつけてくれた。
ありがたい。
例年ならば、心のどこかで「申し訳ない」と思ったかもしれないが、今年は違った。
なにせ練習量が違う。
毎日練習を積む、というのはこんなにも自信に繋がるものなのだ。
そばで見守るしかない私にさえ、大丈夫という気持ちをくれる。
舞台そでで燃えている息子を見て、今までにないその佇まいに感慨を深くする。
練習は早朝から一ヶ月間、毎日だった。5時半にはタケの目覚ましが鳴る。
眠い目をこすりながら、ケースを開ける。
3月とはいえ朝はまだ寒い。手は凍える。
ときに、朝まで仕事をやっていたうちのひとがその傍らでタクトを振った。
練習、練習、練習。
間違っても、間違っても、間違っても。
とにかく弾き続ける。
弾きこもり、という言葉があったなら、それはこのことではなかったか。
(・・・学校にはそれからちゃんと行ってました)
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