好きな時間。
2010.07.13 Tuesday
風呂上がり。時間は深夜1時すぎ。
髪をふきふきリビングのドアを開ける。
「カチャ。」
シンと静まりかえる空間といい感じに冷えた空気。
久々の一人きりのこの時間。
これがよかったい。ふあ〜っ
この際、プンと漂う夕飯の焼き肉の残り香もよしとする。
うちのひとの次回作の曲が階下から薄く漏れ聞こえる。
そのとなりの部屋からはマイペースタケのミュートを噛ませたラッパの音が限りなくうすーく混じって聞こえる。
また同じところで間違えて、おい。
猫もどっかで寝ている。
一人だけど、ひとりじゃない。
各々の時間を安心してすごし中。
どれ。ではファブリーズして私は一足先に寝るとするかなー。
*お知らせ*
7月24日のNHK・FMシアター「つきのふね」原作/森絵都 22:00〜22:55
音楽をうちのひとが担当します。うちのタケも初参戦。登場人物の少年が吹くトランペットの音を担当。ささやかな出番ではありますが・・・。貴重な一歩。
↑今日の昼間にレコーディング終了。音を確認中。
静かな夜にラジオドラマ。たまにはいいかも。
ぜひ聴いてね
蝉が鳴いていた。
2010.07.10 Saturday
今朝、多分今年初めての蝉の声を聴いた。つかの間の梅雨の晴れ間に羽化したかー。
今日も暑いわ。31度?32度。
昨日の夕方からの土砂降りで、乗って帰ってこれなかった自転車を駅前駐輪場まで取りに行く気もおきないタケ。
そんなタケ(息子。この春から音高生)、初めての高校前期試験もなんとか終わりに近づいて、あとは基礎声楽の試験のみとなった。昨日は副科のピアノの試験で、なんと黒スーツを召して臨んだ。そういうものなのだそうだ。
さて、一段落ついたら次は夏の間に立て続けに開催されるコンサートや発表会に向け、伴奏者と、はたまたオケの中で、練習に励む日々。まだまだスーツはタンスにしまえず。
本日のおやつは、いただきもののガトーフェスタハラダのラスク。
そのままでも、コーヒーに浸して食べても。おお〜。うまし。
お昼ご飯と荒技と。
2009.08.19 Wednesday
「今日はうちでごはん用意するから、おいでー。」
昨日は近所に住む友達のゆかちんが、お昼に誘ってくれた。
ゆかちんは、熊本の高校時代からの長〜い友達。
12時頃、いそいそと自転車で出かける。5分で到着。
夏休みなのだけど、上の子あーちゃん(高1)はお弁当持参で学校。特進クラスなので、勉強が忙しいのだそう。下の子りょっくんがゆかちゃんと一緒に元気に出迎えてくれた。
早速、ウルトラマン光線を浴びながらお昼をいただく。
今日のメニューはチキンときのこの洋風炊き込みピラフとミネストローネ。
料理上手なゆかちんは、お昼ご飯も一から全部手作り。
久しぶりに、ホッと一息・・・。
慣れないことをやってて脳がびっくりしてるのか、2時頃ふと目が覚めてはそれから寝付けず、結局寝付くのは5時みたいな日々が続いていたもんで、なおさら。
たらたらと日常のことを話したり、
りょっくんに「ねーねーきみちゃーん」なんて言われたことが妙にうれしくて笑ったりしながら、古くからの友人のさりげない心遣いにしみじみ感謝した昨日でした。
そしてもう一人の友人、福岡のまきちゃんぐにも、感謝。
今日も朝から、さて自転車に乗って会社いくぞ〜ぃ!(彼女はロードレーサーなので、会社の行き帰りはロードの練習)みたいなときに私から「コンサート事務局からイラレのデータくださいって〜〜!!」という電話が入ったもんだから、そのまま駐車場から3階の自宅まで引っ返して、うちのひとコンサートのフライヤーデータを圧縮し直して、送る羽目になってしまった、まきちゃんぐ・・・。
そもそも私はイラストレーター(アドビの業界標準ドローソフト)を持っていないし、使い方も知らないので、フライヤーのデータ作成も元々は全てフォトショップ(同じくアドビの画像編集ソフト)で作っていた。
Tシャツの印刷用データでさえ、フォトショで作っていたから、「そんなもんで業者に入稿できん」と言われた。そこで白羽の矢が立ったのが「フライヤーを作って20年」の職人まきちゃんぐなのだ。
まきちゃんぐは全てそのデータをイラストレーターで再構築して装丁をほどこしたり、書き起こしたりしながら、きっちり型にしてくれた。
コンサートのスタッフTシャツにいたっては、当初のデザインから大幅に変更したので、すべてまきちゃんぐの作品と言ってもいい。
3才のトイレトレーニングに日夜頭を悩ます妹(元職人)も、姉の一言でほこりかぶったWinイラストレーターを久しぶりに起動、互換性のテストをやってくれた。知識はさび付くこともなく今でもいけそうなのだが、もったいない。
そんなこんなで、もう私はどこに足を向けて寝ればいいのか、本当は立って寝なきゃいけないくらいなのだー。
それにしても。
フライヤーデータをすべてフォトショで作ったときのあの異常なレイヤー(アニメで言うところのセルのようなものです)の数ったらなかったな・・・。
荒技というか、素人のムリクリ技というか。(←それは、どこか他人事にしようとしていながらも、笑いが奥の方からこみ上げてくるほどの、技)
ムリムリのお願いを。
2009.08.14 Friday
うちのひとプロデュースのコンサートもいよいよせっぱ詰まってきた今日。
「やっぱりみなさんにTシャツを着ていただこう。」
「・・・・予算は全くないけど。ビタ一文、ナッシング。」
今日ってもう、13日のそれも夜の10時じゃないかあぁぁ!
予算も時間もなくてどうやってTシャツができるんだよぉっ!!
おいおいおいちょっとまて、世の中はしかも盆休みだろぉ?!
もう、ビクビクしながらデザイナーのまきちゃんぐにTEL。
・・・で今、夜中の2時を過ぎました・・・
まきちゃんぐは今も作業をしてくれています。しかも2度目のデザインやり直しです。明日から帰省で朝早いのに文句一つ言わないで・・・・ううっ
このコンサート終わったら友達減ってませんように・・・・
ううっ
うううっ
コンサートの詳細はこちら!
「やっぱりみなさんにTシャツを着ていただこう。」
「・・・・予算は全くないけど。ビタ一文、ナッシング。」
今日ってもう、13日のそれも夜の10時じゃないかあぁぁ!
予算も時間もなくてどうやってTシャツができるんだよぉっ!!
おいおいおいちょっとまて、世の中はしかも盆休みだろぉ?!
もう、ビクビクしながらデザイナーのまきちゃんぐにTEL。
・・・で今、夜中の2時を過ぎました・・・
まきちゃんぐは今も作業をしてくれています。しかも2度目のデザインやり直しです。明日から帰省で朝早いのに文句一つ言わないで・・・・ううっ
このコンサート終わったら友達減ってませんように・・・・
ううっ
うううっ
コンサートの詳細はこちら!
中3の力加減。
2009.06.02 Tuesday
ひまな午後に何をするかというと、うちの中3の悪の所業の数々を責めるため証拠写真を撮るのである。
今まさに成長期に入らんとしている中3の息子は、ここのところ物を壊す。
これが家庭内における暴力行為によってのことだったら、えらいことだ。
でもちょっとそれとは違うようだ。
なぜなら、彼は破壊したことをすぐさま報告しに来る。
そしてそれを前にしてぬけぬけと
「これは違うんだ。これは自動的に壊れたんだ。」
と3才から相も変わらない言い訳をする。
私は今となっては姑息としか言いようのないその言い訳に脱力しながらも原状復帰を叫ぶが、未だその気は無いようだ。だって自動的なんだもん、罪の意識が無いんだろう。
世の中なんでも自動的にいくものか、そのうち目に物をみせてやる。
母というものは中3になろうが、30になろうが、息子くらいギュウギュウに言わせることができることを忘れたか。母ちゃんをなめんなよ。
↑ 自動的にケリが入った洗面台下の扉。
↑ 自動的に、風呂から上がっただけで根元からもげたバスタオルホルダー。
↑ 自動的に、風呂の湯を抜こうかなと思った瞬間なぜか根元からちぎれた風呂栓。
↑ 自動的に、暗くなったから閉めようかなーと思ったら根元から全部落ちた木製ブラインド。
・・・・・キリがないからもういいや。
風呂場の栓は昨夜うちのひと(不器用)が直していた。
中3の力加減はムズカシイのだな。
加減を計りながら毎日生きてるようなもんだな。
限界に毎日挑戦している、ともいうな。
ブラインドがもげようが、それが頭上に降ってくれば痛い思いをして、おのずと加減というものを知るだろう。
日々、男の子は大変だけど「自動的に」いっぱい失敗しながら世の中の「程よい程度」という意味の「いい加減」を知って欲しいと思う。
さて、もう一匹その「いい加減」を知ってもらいたいネコがいる。
↑ 自動的に、さわってたら落ちてきた布製ブラインド。
↑ めずらしくベランダでひなたぼっこでもさせてやろうとネコリードを本棚にくくりつけておいたら、飛び込んできたてんとう虫を激しく追いかけ、自動的に本棚を引き倒す。飼い主約1名負傷。
いい力加減になるまで、この若人達をあたたかく見守りたいと思います。
・・・もう少しかかるね。
今まさに成長期に入らんとしている中3の息子は、ここのところ物を壊す。
これが家庭内における暴力行為によってのことだったら、えらいことだ。
でもちょっとそれとは違うようだ。
なぜなら、彼は破壊したことをすぐさま報告しに来る。
そしてそれを前にしてぬけぬけと
「これは違うんだ。これは自動的に壊れたんだ。」
と3才から相も変わらない言い訳をする。
私は今となっては姑息としか言いようのないその言い訳に脱力しながらも原状復帰を叫ぶが、未だその気は無いようだ。だって自動的なんだもん、罪の意識が無いんだろう。
世の中なんでも自動的にいくものか、そのうち目に物をみせてやる。
母というものは中3になろうが、30になろうが、息子くらいギュウギュウに言わせることができることを忘れたか。母ちゃんをなめんなよ。
↑ 自動的にケリが入った洗面台下の扉。
↑ 自動的に、風呂から上がっただけで根元からもげたバスタオルホルダー。
↑ 自動的に、風呂の湯を抜こうかなと思った瞬間なぜか根元からちぎれた風呂栓。
↑ 自動的に、暗くなったから閉めようかなーと思ったら根元から全部落ちた木製ブラインド。
・・・・・キリがないからもういいや。
風呂場の栓は昨夜うちのひと(不器用)が直していた。
中3の力加減はムズカシイのだな。
加減を計りながら毎日生きてるようなもんだな。
限界に毎日挑戦している、ともいうな。
ブラインドがもげようが、それが頭上に降ってくれば痛い思いをして、おのずと加減というものを知るだろう。
日々、男の子は大変だけど「自動的に」いっぱい失敗しながら世の中の「程よい程度」という意味の「いい加減」を知って欲しいと思う。
さて、もう一匹その「いい加減」を知ってもらいたいネコがいる。
↑ 自動的に、さわってたら落ちてきた布製ブラインド。
↑ めずらしくベランダでひなたぼっこでもさせてやろうとネコリードを本棚にくくりつけておいたら、飛び込んできたてんとう虫を激しく追いかけ、自動的に本棚を引き倒す。飼い主約1名負傷。
いい力加減になるまで、この若人達をあたたかく見守りたいと思います。
・・・もう少しかかるね。
これでも〜〜毛。
2009.05.31 Sunday
うちの猫の品種名はメインクーンという。
その名の通り、アメリカのメイン州が原産のバリバリの洋猫。
もっともうちの猫はその血を正統に継いだ正真正銘日本生まれのそれも、名古屋県出身。
本名(血統書に記載)は今の名「みゅう」ではなく「シャチホコ・マリア」という。
確かに名古屋生まれ以外のなんだという堂々たる名。
さて、メインクーンという種の特徴として、
野性味を残しながらも、おっとりしていて育てやすく、その体はネコ界でも1〜2を争うほど大きくなる。メスはそうまでならないが15キロまで育ったオスというのもいる。
両ほっぺあたりの毛が長くなり、独特の風格を醸し出すその姿はノルウェー猫にも似る。
うちのみゅうは今年の10月で3才という若いメス猫だが、今か今かとそのほっぺの毛が長く伸びるのを待っている。その毛次第で、「ああ!これぞメインクーン」という風貌になるのだ、早く伸びないものか。
しかし、1年が経ち2年が経ち、こうやって3年目となってもほっぺの毛はほんのちょっぴり細くのびているだけ。
スフィンクスのように前足そろえて凜としているときにのみ、胸の毛がこんもり盛り上がってかろうじてメインクーンぽくはなるのだが、それ以外の時、ふつーのときはいたってふつーの長毛種。しっぽこそアライグマかと思うほどでかくフワフワで感情豊かであるが、なにせほっぺの毛の伸びがちと遅くはないものか。
「もしかして・・メインクーンじゃないかも疑惑・・・」
「もしかしてメイン州のメインクーンじゃなくて、名古屋だけに、名ンクーンかも・・・」
今これを書くために座っているイスの奥、背もたれに張り付きながらも強引に寝ているネコを見てふとつぶやく真夜中。
この時期の速達。
2009.05.28 Thursday
今朝、熊本の実家の母から速達が来た。
いつも何かを送ってくれるときは事前に電話がある。しかし今回は電話もなくいきなり。それも速達。なにをそんなに急いでるんだか。
そんな急ぎなかんじがムンムンの速達を開けてみて私はちょっと驚いた。
ズルズルズル〜・・・
中の物はまさにこんな音を立てて、出てきた。
白い。白くて細いものがワジャワジャと。
「・・・・なんじゃ〜〜こりゃ〜〜〜〜・・・」
でもこのカサカサとした素材の感じは・・・確かに今話題のアレの感触。
「マ、まさか。」
そのマさかである。これは紛れもなくマさかのマスク。
母のいつもの一筆箋には「昨日歯医者に行きました。・・・(中略)・・使いづらいでしょうが、使って下さい。かしこ」とあった。
家族分の3枚。かさばるヒモにまみれて、茶封筒に押し込まれていた。
「こ、これは・・・使いづらいというか・・・なんというか・・・」
うちにも2〜3枚なら去年の残りがあるが、無かったとしても、これを世間で町歩きで付けていたらものすごくコワイと思う。
相変わらず母は一途で、見てくれなんかちっとも考えなくて、私は小さい頃からそういう母のそういうところがキライで、随分反抗期も長かった。
でもなー。
なんかわかるような気がするんだー。今だったらねー。
この3枚は、もしものときに取っておこう。
もう一度茶封筒にその「手術用」のマスクをしまう。
母の無理を聞いてくださった歯医者の先生様。ありがとうございました。
これを使うときが来たら、
絶対に使い捨てせず洗ってでも使わなきゃ、と思った。
(その前にタウン用にちょっと改造しないとなー。)
いつも何かを送ってくれるときは事前に電話がある。しかし今回は電話もなくいきなり。それも速達。なにをそんなに急いでるんだか。
そんな急ぎなかんじがムンムンの速達を開けてみて私はちょっと驚いた。
ズルズルズル〜・・・
中の物はまさにこんな音を立てて、出てきた。
白い。白くて細いものがワジャワジャと。
「・・・・なんじゃ〜〜こりゃ〜〜〜〜・・・」
でもこのカサカサとした素材の感じは・・・確かに今話題のアレの感触。
「マ、まさか。」
そのマさかである。これは紛れもなくマさかのマスク。
母のいつもの一筆箋には「昨日歯医者に行きました。・・・(中略)・・使いづらいでしょうが、使って下さい。かしこ」とあった。
家族分の3枚。かさばるヒモにまみれて、茶封筒に押し込まれていた。
「こ、これは・・・使いづらいというか・・・なんというか・・・」
うちにも2〜3枚なら去年の残りがあるが、無かったとしても、これを世間で町歩きで付けていたらものすごくコワイと思う。
相変わらず母は一途で、見てくれなんかちっとも考えなくて、私は小さい頃からそういう母のそういうところがキライで、随分反抗期も長かった。
でもなー。
なんかわかるような気がするんだー。今だったらねー。
この3枚は、もしものときに取っておこう。
もう一度茶封筒にその「手術用」のマスクをしまう。
母の無理を聞いてくださった歯医者の先生様。ありがとうございました。
これを使うときが来たら、
絶対に使い捨てせず洗ってでも使わなきゃ、と思った。
(その前にタウン用にちょっと改造しないとなー。)
年頭に寄せての。
2009.01.09 Friday
正月だ。東京に来て何度目かの。
最近は元旦にまとめて葉書が届くということが、前よりは緩和されてきたように思う。
緩和とは、出す方がというより受け取る側との間に入っている機関の問題なのかもしれない。
以前は元旦にごっそり葉書が届き、次の日は配達も新聞さえもお休みだった。
郵便局も新聞社も「燃え尽きたぜ・・・ジョー」という感じがした。
しかし例の郵政民営化後、配達は日に2回、正月に至っては日曜も2度配達されていた。
それが毎日ダラダラ一週間は続いた。良くなったことも緩和なら、緩く薄じょっぱく締まりが悪くなることも緩和というのだろうか。
集中力で太く短くがいいか、それとも万全を期して細く長ーくがいいのか。今後に期待。
さて年賀状と言えば、結婚や引っ越しをしたときに出すご挨拶。
ちょうど正月が重なればそれに乗じて書いてしまえば一石二鳥でスマートだと思うが、十数年前の私たちの時のことを思い出してみると、結婚式が6月だったんで別枠でご挨拶葉書として出したのだった。たしか秋口に。
こういうときお決まりと言えば、写真葉書だ。
結婚式の写真はそのときご厚意でファイル数冊分にもなる写真を撮って下さったうちのひとの友人がいて、多すぎて選ぶのが大変だーなんてうれしい悲鳴をあげていた。
そして我ながらのベストショットの一葉も決まりかけていたころ。熊本の義母から電話。
「あーキミしゃん。葉書はもう作ったけん。すぐそっちに送るけんね。」
・・・ガーン。
最近は元旦にまとめて葉書が届くということが、前よりは緩和されてきたように思う。
緩和とは、出す方がというより受け取る側との間に入っている機関の問題なのかもしれない。
以前は元旦にごっそり葉書が届き、次の日は配達も新聞さえもお休みだった。
郵便局も新聞社も「燃え尽きたぜ・・・ジョー」という感じがした。
しかし例の郵政民営化後、配達は日に2回、正月に至っては日曜も2度配達されていた。
それが毎日ダラダラ一週間は続いた。良くなったことも緩和なら、緩く薄じょっぱく締まりが悪くなることも緩和というのだろうか。
集中力で太く短くがいいか、それとも万全を期して細く長ーくがいいのか。今後に期待。
さて年賀状と言えば、結婚や引っ越しをしたときに出すご挨拶。
ちょうど正月が重なればそれに乗じて書いてしまえば一石二鳥でスマートだと思うが、十数年前の私たちの時のことを思い出してみると、結婚式が6月だったんで別枠でご挨拶葉書として出したのだった。たしか秋口に。
こういうときお決まりと言えば、写真葉書だ。
結婚式の写真はそのときご厚意でファイル数冊分にもなる写真を撮って下さったうちのひとの友人がいて、多すぎて選ぶのが大変だーなんてうれしい悲鳴をあげていた。
そして我ながらのベストショットの一葉も決まりかけていたころ。熊本の義母から電話。
「あーキミしゃん。葉書はもう作ったけん。すぐそっちに送るけんね。」
・・・ガーン。
やはり。
2008.09.10 Wednesday
やはり存在した。
「海でやろう。」ポスターの対なすものがきっとあるであろう、と薄々思っていたら。
ウレシイ。
この手の話題は大好きだ。そしてこれを見つけてきたのは「恥ずかしくて写メは出来んかった。」と言いながらではあるが、息子だった。
それに、登場人物Bの女性がなんとなく友人Kちゃんに似ているのも大いに気になるところなのだ。
その友人Kちゃん、近々新居にお引っ越し。
今頃は引っ越し準備に余念がないだろうと久しぶりにメールしてみた。
案の定、ものすごく忙しそう。でも。ものすごいエネルギーを感じた。
引っ越しか〜・・・。
私も3年半ほど前ここに引っ越してきたときは、それはものすごい馬鹿力を発揮したもんだったなぁ。
女はなんでああいうとき、あんなものすごい力がでるのだろうか。
タンスを担ぐとかそういうことではないが、タンスを担ぐ以外のすべてのことをやってのける。
一分たりとも休まず連日働き続け、未だ注文したベッドすら届いていない寝室では、野営の如く寝ることも厭わない。そしてまた朝が来たらひたすら夜まで働き続ける。
半月はそういう日々を送っただろうか。
最後の段ボールを潰した頃には、なんだかツキモノが取れたように、自分の中身がすっかりさっぱり浄化されていることに気付く。
ものを捨てた。とにかく捨てた。トラック1台分。いや、それ以上。
旧居で淀み溜まった何かがあったとすれば、それをぜぇんぶ、棄てた。
新居に来てからも棄てた。まだまだ淀みは箱の中に持ってきてしまっていたから。
荷造りするときに、多少なりともまだあった情もなにもかも、すべて棄てた。
棄てて、すべてが新しく生まれ変われるように。
正念場の引っ越しは何度も経験するものではないと思う。
でもこれが正念場の引っ越しなるものを迎えたときは、容赦なく物を整理したらいいと思う。
現在の自分に最低限必要なものだけをよく考えて吟味し、持って行けばいいのだから。
それで事足りるのだから。
新居に移る。それは、さながらバックパックで旅をすることと似ているのかも。
・・・でもだからといって、地下鉄での移動はこのときばかりは避けた方がいいのでした。
(ここで上図ポスターネタに戻るワケね。)
悪食連鎖。
2008.05.21 Wednesday
去年の秋、さる理由でストレス発散的衝動買いをしてしまったのが、ネムノキだ。
見上げるほど大きく、リビングに置いている今、天井につっかえている。
夜になると、その葉は全部閉じ、朝になるとまた開く。
ネムノキはさながら巨大オジギソウのようだ。
そんな植物だとは買ってから初めて知ったので、最初の晩は「家に来た日の夜にもう枯れたよこの樹は!」とびっくりしたもんだ。
しかしよくよくこの樹の名前を考えてみると、これはもうお辞儀なんてもんじゃなく、その名の通り眠ってる、ネムノキというのは、正しい。
そんなネムノキが最近ちょっと問題児だ。
樹液を振りまくのである。
それもワサワサと茂った葉っぱから、ほとんどくまなく四方八方に、霧状に。
床の拭き掃除をしながら、樹液というのは私の思いこみかもしれないと思ったが、やはりそれはベタベタとしている。そして今日、やっぱりそれは樹液なんだとわかった。
中2のチャレンジャー、息子の登場である。
「ママ。これはやっぱりどうにかしないとね。」
「そうだよなぁ〜・・部屋の中でベタベタ振りまかれるのはイヤだ〜・・・」
「ベランダに出す計画はどうなったの。」
「だって、でかすぎて一人じゃどうにも・・・」
「そういえば、たた(うちのひとのこと)とは2日くらい会ってないね。」
「車ごといないね。」
「ママ。樹液なら甘いはず。」
急に本題に話を戻す息子だ。
問題のネムノキを挟んでうだうだ話しつつ、息子はその葉っぱに付いているベタベタを指にピッと取った。そして、ペロッと舐めた。
しかしそれではあまりわからなかったらしく今度は葉っぱごとベロっと舐めた。
「甘い!やっぱりこれは樹液だね。」
”樹液を四方に振り撒きます”と花屋は明記すべきである。
ボンヤリしてそうな名前の樹のくせしてこんな事態になろうとは。
あまりのベタベタにうちの猫も寄りつかない。
それにしても。
息子のタケというのは、どうして樹液が甘いと知っているのか。
もちろんそれは、いつか山の中でなめたことがあるからなんでしょう。
ちなみに、ツツジの花とガクの境目に甘い蜜があるらしく、小学校の帰りによくそれを吸いながら帰って来ました。それは彼の春のお楽しみだったようです。
「いろいろ試してみたけど、ツツジが今のトコ一番おいしい。」
ここまでで止めておけばまだ可愛かったのだ。
しかしタケのチャレンジャー精神は止まるところを知らず、当時の歴代ペットだったハムスターのエサの味各種、カブトムシのエサ(おそらくあのゼリー状の)の味、そしてグッピーのエサの味も知っていたりする。
ということは、もちろん今家にいる猫のエサ(カリカリ)の味も当然知っているわけで。
味を知っている、ということをひょんな会話から察してきた私の身にもなってほしいが、いったいいつどこでそのブツを味見しているのか、それを追求したいとももう、思わない。
ついでに言うと、絵の具の青と赤と黄色と茶色くらいの味は威張った顔して「知っている」と小4の時に豪語した。ということは、墨汁の味とか、鉛筆の味とかくらい知らないわけがないのだった。
ああ。
あああ。
でも、私はそんなバカ息子を少しも責められない。なぜならば。
この悪食は私の過去と密接に関係があるのではないかと思うからだ。
1/3PAGES >>