日常回想録(2010年版)
2012.04.14 Saturday
今年の京都旅行のムービーが出来た。
たとえ1泊2日でも(いや日帰りでも)タケがビデオカメラを回すことがここ最近の旅のお約束になった。ときにうっとおしいほどだが、そうまでして撮影してタケはなにをするかというと、旅ムービーを自作するのだ。
タイトルやセリフなどのテキストを入れるのはもちろんのこと、サウンドトラックだの、自作した効果音だのと、そりゃあもう北海道の水曜にあっていた某番組さながらの内容だ。
とくにマニュアルもないソフトを使っているため編集技術は我流、自分で編み出した離れ業がてんこ盛り。
もうオタク以外のなにものでもないじゃないか。
最初はコンパクトデジカメの動画モードで撮っていたのだ。
が、それでは飽き足りず、うちのひとがその熱意を買ってキャノンのハイビジョンハンディカムを購入、格段に向上した画質に後押しされ、調子に乗ってこれまでに制作した旅ムービーは予告編(!)も含め8本。
他に、脚本・演出・ロケまでやって作った中学卒業記念ムービーなどを含めると、自作ムービーは11本になった。
ムービー小僧になった時同じくして、音高受験の準備時期ではあったけれど、そんなオタクな息子を親はおもしろがってスキマで旅行に連れ出した。
バカバカしいことを本気でやっているときほど楽しいことはない。
独自の撮影法やアングルや編集法はそのバカバカしさの中から生まれていったとも言える。
何かに夢中になっているときの吸収力というものはソラオソロシイほどだ。
そうして制作した1本1本は血と汗と涙、というよりは、とにかくなにか表現したくてもする術をもたなかった彼の怒濤のイマジネーションのバクハツと言ってもよかった。
しかし。
どのムービーも映っている出演者の姿があまりにもリアルでバカなので、ここでお見せできないのが残念です。いや、ほんと。
(written by 2010/10/03 22:27)
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※この後も不朽のメーサクが続いたが、なにせプライベートムービー、お見せしたくてもお見せできないのが非常にもどかしい。
島根県松江「おれはなー峠でならしたんだ」
八丈島「ととさまばかならかかさまぱー」
北海道「ぐーちょきぱーでーなにつくろー」
京都「ジェントルマンバッグ」
等々・・・ムービーの中からは数え切れないほどの名言が噴出している。
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