〜日々日常。それは流るる空模様。
          人生晴れたり曇ったり。〜
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ツアー報告その5 〜忘れられない車〜
島陰のツワモノ。

DS(ダイビングサービスの意)のHさんがわざわざ「島の夕陽ポイント」に連れて行ってくれるという。ナトゥーラの夕飯をいただいたあと、ほどなくしてあのジープの音が聞こえてきた。

「き、来た!来たよ!!」毎度毎度の私たちの反応。

さて、このHさんの黒ジープ。百戦錬磨のうえに何年も潮風をうけ続けた車体は、遠目でみるよりはるかにワイルドだ。きっと乗りつぶす気でいらっしゃるのだろう。


乗りつぶす気でいる人の車の使い方というのは非常にワイルドで、しかも、本来の車体性能以上のことを日常的にやっているきらいがある・・・というのが、うちのひとだ。

新婚当時に購入してから以来14年間乗り続けている今の車の特徴として
「でかい」「壊れない」「燃費が悪い」
の3つが主に挙げられるが、「燃費が悪い」というのからして、もうすでに時代に逆行している。14年の時の流れを感じる瞬間である。炎天下の都心で渋滞にはまると、だいたいリッター4だか3である。

日本が誇るハイブリッドカー「プリウス」。
これに買い換えるユーザーには外車の燃費にヒーヒー言わされた人も多いと聞く。

Hさんのジープに至っては、その車体性能はもはや野生化しているかのようなので、なにもガソリンを入れなくとも、自分ちで絞ったサトウキビの汁かなんか投入しておけば、走るかもしれない。ん、これっていまや時代の最先端”バイオ燃料”ではないか。

次に、「壊れない」で考察をする。
うちの車は14年も乗っている上、つい最近までレコーディング器材を山のように載せてあらゆるスタジオに赴いていたにしては、病気らしい病気をしたことがない。

だから、怖い。

*****************************

いつだったか、走行中いきなり白煙を噴射したので、びっくりして、噴射したままディーラーに駆け込んで、”駆け込み見積もり”を出してもらったら、「エンジン総取っ替えで最低でも80万エン」と言われ、愕然とした。奇しくも丁度となりに、うちの車の新型車種(国内の機械式駐車場に入りきれないサイズだったため、ほどなくして販売終了)が中古で90万で出ており、本気でエンジンか青空駐車か迷ったが、結局、うちの車はいきなり息を吹き返し、数カ所の部品交換と工賃のみで済んだ。

「うちの車は壊れない神話」はここで生まれたと言っても過言ではない。

・冷却水が漏れるのでディーラーに相談するも、決定打がない。しかしある日たまたま入っていたゴミがその穴をふさいだ(ディーラー:談)かのように直った。

・スローが落ちて、エンジンが今にも止まりそう。ディーラーに行こうとすると、いつのまにか持ち直す。

・カーナビのセカンドモニターが、取り付けていた天井からある日落ちて運転手(うちのひと)の後頭部に直撃するもセカンドモニターなので運転に支障なしと判断、そのまま後部座席に転がっている。

・エアコンの万年故障においてのみ、ここ数年お金をかけざるをえなかったが、今年になって「真夏の昼間は車に乗らなければよい」と夫婦で暗黙の了解、抜けたクーラーガスすら入れずに、この猛暑をやり過ごした。おかげでここんとこ昼間に買い物に行った試しがない。なので渋滞にもはまらず、燃費がすこぶるよくなった。


「壊れない神話」はいつしか「壊れてくれない神話」になった。
何度ディーラーに駆け込んでみても、たいして症状がでない。でないので、喜んで帰宅する。

そのうちディーラーも諦めて新しい車の営業すら、しなくなった。
めんどくさいのか、車検のお誘いの気もそぞろというかんじだ。

「乗りつぶす客」にはディーラーもつべたい・・・。


これを踏まえると、Hさんの黒ジープはもっと壊れそうにない。
もともとが過酷な場所で威力を発揮する軍用車である。
言われてみれば島のDSという過酷な職業にはもってこいの車種だ。

なにせ、完全オープンエアー車なので、エアコンがいらない。
エアコンがなくても島には渋滞もなければ信号もないので走ればいい風がくる。
だからきっと燃費はエコ水準を軽くクリアしているはずだ。

ただ、「でかい」においてのみ多少問題があるようだ。
基本、ジープというのは席が確保されているのは大体、前2人分だ。あとは何人乗ってもかまわないが(そんなことはない)荷台の適当に空いてるところに乗る。人間だろうが、荷物だろうが権利は同じ。よく軍用車に乗って戦地に赴くシーンで、うしろの幌から兵士がワラワラと出てくるあのかんじ。

今回、私たち3人はまるでその”幌からワラワラ”な兵士の如く、ダイビング器材と同等にジープの荷台に乗って移動した。島のダイビングは熟女にとってもとらなくても、ものすごくワイルドなのである!

さて、そんな熟女にとって初めてなジープはマイペースにゴトゴトと山道を登る。これから私たちはいったいどこにいくのか。

ゴトゴト、ゴトゴト。・・・・

私たちは薄々気が付いていた。
あの無人島で私たちを苦しめた、太陽。
あのときは、ざまーみろと言わんばかりに私たちのてんこちょ(遠州弁)をガンガンに照らしていた。

「くっそーっ!太陽めっ!!
高いところから見てないで降りてこーい!この卑怯ものーっっ」


拳をあげてこう叫びたくもなった。
・・・しかし。

今はもう、そのつわものは夢のあとのように、今まさに登っているこの小高い山のその陰に落ちようとしている。いや、もうすでに半分落ちてるし。

「(あの・・もうちょっとスピード・・・)←言葉にできない」

「早くしないと沈んじゃうよ〜〜」
お客思いのHさんは、そういや出発直後からずっとそう言っている。

ゴトゴト、ゴトゴト。

刻々迫る島の夕暮れ。荷台に熟女をいっぱい乗せたジープが行く。

テールランプの残像が右に左にマイペースにゆれていた。

ザマミサンセット
(バタバタとジープから降り、展望台まで小走りしてなんとか見れたザマミサンセットはかろうじて、”てんこちょ”が残ってました。ザマミの夜はこうして更けていったのです・・・。)



01:15 ダイビング comments(3)
comment
++cayoちゃん

そうか!近所の港からの夕陽、遠州灘に沈む夕陽か〜でっかそう。そのうち見に行くゾ〜♪待ってて!!

石垣の御神崎の灯台の下で、潮風にベタベタになりながらず〜っと見てた夕陽は、確かによかった・・・。

・・・あのときうちのひとから「メシがこな〜い!!」という電話さえなければなぁ・・・・(T_T)



++junjun

蚊にさされまくるB型熟女のこと、書こうかと思ってた!!
自ら突っ込んでくれて、私はうれしい!!

あれはきっと、ピンクかっぱ自ら蚊取り線香になったとしか思えない・・・。ありがとう、ピンクかっぱよ。

熟女ツアーの会計係ばかりか、体を張って救護班まで・・・(涙)
管理人ひげ 2007/09/08 01:17
座間味の夕日はあっという間に沈んでしまったねぇ。
この夕日&夜景ツアー(?)で、私はいっぱい蚊に刺されたのを思い出す。。。
刺された痕の治りの悪いこと、、、
こんなことで熟女を感じるなんて。

次回は蚊取り線香ともろこしヘッドを持っていくゎ!!
ピンクかっぱだし。。。

junjun 2007/09/07 19:39
こんな写真私撮っていたのね。。。
夕日大好きだけど、もっと大きいのみたいね。。
石垣の夕日よかったよね。。。って思い出した。。

近所の港からもなかなかな夕日が見れるよ。。
でも写真撮った事がないかも。。
いつも、きれいっ。。あーーーーって言っている間に沈んでしまうからかな?
こんど挑戦してみよ。。。
2007/09/06 22:34

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