〜日々日常。それは流るる空模様。
          人生晴れたり曇ったり。〜
| PR | EN | CO | TR | CA | AR | LI | RE | OT |
ツアー報告その6。〜強制終了〜
明けて、29日。

昨日に引き続き、今日も慶良間の海を潜る。

「昨日は、洞窟にニョロニョロに無人島だったからね〜」
「今日はどこに行くんだろうね〜」

そんなことをしゃべりながら、器材干し場に向かう。
そこには、作りつけの丈夫な竿にペロンと引っかけてある3枚の抜け殻。

その抜け殻をつかんでみる。

「(うえ〜・・)」

まだ乾ききっていないウエットを着るのは、正直あんまり好きではない。
いくら南の島とはいっても、外干しじゃあ一晩でウエットスーツは乾かない。

夜中のうちにザーッと雨が降ることも珍しくない南の島では、朝干し場に行くと、こんな風にウエットはしっとり、マスクはひっくり返ってそこに雨水が溜まっていたりなんかする。

それにマリンシューズを履くときが非常にドキドキだ。
雨宿りをしてそのまま中で眠ってしまうような虫が入っていそうで。


テラスでまったり。


朝食をいただいた後の宿のテラスには、すでに太陽がギラギラ照りつけているのに、オーナーさんはもうすっかりくつろいで座っていて、UVケアに余念のない私たちを冷やかす。

「女性はたいへんだよね〜」なんて言っている。

そう言ってキラリと白い歯をみせて明るく笑うオーナーの周りにはいつものんびりとした空気が満ちている。

さぁ。準備も万端整った頃。

「き、来た!来たよっ!!」

タイミングよく草っぱらの向こうからあの音が聞こえてきた。





今日のポイントは1本目、地形派のナカチンシ。
2本目は男岩。と書いてウガン。ここは潮が止まったところをねらって行くんだそうだ。

「今日は、お昼(ご飯)の前に2本潜っちゃいましょう。」

夕方には座間味を後にするので、少々マキでということらしい。
無人島は、なし。

「ん、にょ〜〜し!」ケラマブルーを再び堪能だ。

**************************

「ボゴボゴボゴ〜・・・(ちょっとぉ・・・)」
「ガボボガボ〜?・・(まじ・・?)」
「ギャボボボ〜〜ッ(ドンダケーッ)」

今、私たちはものすごい勢いで次々せまってくる潮の流れに吹っ飛ばされないように、必死で目の前にそびえ立つ男岩にしがみついているのだが、確かブリーフィング(事前の打ち合わせ)ではHさん、”潮が止まったのを見計らって”って言ってなかったか。

だとしたら、さすがに自然とは気まぐれということなのか・・・。

ちょっとでも手を離してしまえば、私たちは男岩に蹴り出されて、海の藻屑になってしまいそうだ。熟女3ダンゴになって飛んでいかないように、心を無にして男岩をつかむ。

しかし。
無抵抗の婦女子をなおもいたぶる男岩。
このどーうすることもできない無力感・・・

DSのHさんを見やる。

Hさんはガッシと岩をつかみ、微動だにしない。

「おおっ。こんなときにも、ホバリング。」

鬼のように男岩をにらみタイマンを張るが如く、仁王立ちせんとばかりに岩を掴む、H。

「ジーーーーッ」

「ジーーーーーーーーッ」


動かないH。
動けない3熟女。

流れは容赦なく熟女を引っぺがしにかかる。
ひとーり・・ふたーり・・・

なのに、なおも動かない。

顔がよがむ。マスクもよがむ。
レギュが今にもはじけそう。



「(え、Hさん・・もういいですからここ・・・)」
どんなに叫ぼうが、ここは渦巻く水中だ。聞かしたるスベはナシ。
こんなに近くにいるのに。心が通じないというのは、なんともどかしいものよ。

「(いや、辛抱だ。辛抱するんだ。なんといってもここは男岩。きっ〜となにか〜が待っている〜・・・)」根拠のない期待は詞になって、演歌になって頭をめぐっていた。






・・・なにもなかった。結局。
なにもないどころか、私はこの辛抱ダイブをいいのか悪いのか強制終了させてしまいました。

それは、あまりの流れにマスクがバカになってしまったから。

マスククリアを何回試みても水がガバガバ入ってくる。やればやるほど目の前は洪水に・・・。このままでは、ライセンス講習の時に誰もがもう二度としたくないと思ったであろうあの、マスククリアの最高峰「マスクの脱着」をやらねばならない。

マスクの脱着・・・もうあんな思いはしたくない。
なのにそれを再びやらねばならないのか。Xデーは今日だったのか・・・・


プチッ←自分の中のなにかが切れた



「ガビボーッッ(イヤーッッ)」


ひげやっぱり、急浮上。
ラストダイブは、男岩にいたぶられた挙げ句、脱着の踏ん切りつかず強制終了にて、幕。


吹き上がったひげの姿を、かよちゃんがはるか水底から撮影していた。


「ありがとう、ひげさん・・・・パチリ。」(と言ったかどうかは知らない・・。)

セイシュンさんまであと50メートル。



*******************
  後日談
*******************
私らは(というか私か)頭半分吹っ飛んでいるので、Hさんのジーッとしているその姿がまるで「困っている」ように見えザーッと血の気が引き、ますます岩を持つ手に力が入ったんでした。それからは、自分を見失わないようにするので精一杯。

あまりの流れに必死だったので、すっかり忘れていたけど、確かあれって「イソマグロ待ち」だった!


マグロ・・・・



1年ぶりのブランクダイバー(しかも熟女)にとっては、マグロって見るよりもね・・・食べるものなのよね・・・。

02:08 ダイビング comments(4)
comment
首!動かせなかったよね〜っ!!(爆)

動かせないからマスクだけ動くわ、顔の肉は動くわ・・・
わははっ!
腕に提げてたカメラなんて、顔にゴンゴン当たるから「こやつ!もういらん!」・・・って笑い事じゃないわよね〜〜っ

私らは相当姫様だと思う!が、なんでこういつもギリギリダイビングやってんでしょうか。ううっ

目指せ、姫様ダイブ。(←毎回言ってないか)

管理人ひげ 2007/09/18 00:28
ウガンの待ちは、私もちょっと「もしかして、困ってる?やばいよねー。」って思ってました。
だって、あんなに流れの速いところで待つなんて。
仮によ、仮に。
マグロを見れたとしたって、
写真はおろか、オッケーサインも出せないし、首だって動かせなかったと思うのです。
そんな、「待ち」はアリエナイ!!

のんびり姫様ダイブに行きましょう。


junjun 2007/09/17 23:14
そう。
「マグロ」ってのが、ある日フィードバックしてきたわ!


それにしてもあのマスクトラブルは、前日いきなりの60分超えダイビング2本による「顔痩せ小顔効果」なのか、単に1年ぶりでマスクがヘソ曲げたことによるのか・・・。

マスクにヘソ曲げられない程度にちゃんと潜りに行かねばな〜(^^;)

(小顔化は「おいしいもの食べ過ぎ」でおそらくナッシング。)



管理人ひげ 2007/09/17 22:43
ウガンは、こりごりだね。。。
マグロ待ちだったんだー。
私も『もういいー』って心で叫んでいたんだけど、Hさんにはなかなか届かなかったね。。
やっぱ、ゆったーりダイビングがいいね。。。
でも1本目は地形がすごくて気持ちよかった。。。
最近めっきり本数が減って、毎回ドキ!ドキ!
近場にも潜りに行かなきゃだね。。。
半分はおいしいもの食べに行くになっちゃうけど
(^^
cayo 2007/09/15 02:47

message :